
他人の痛みを身代わりとなって引き受けるという
不思議な力を持つシタオ(木村拓哉)。
彼の父の依頼により
シタオの捜索をする元刑事の探偵クライン(ジョシュ・ハートネット)。
刑事時代の仲間と突き止めたのは
シタオがリリという女性と一緒にいるということ。
そして、彼女を愛する香港マフィアのボス、ス・ドンポ(イ・ビョンホン)も
シタオを探す…。
以下、ネタバレといえばネタバレかも…
普段、映画を見る前に
情報はあまり入れていかないほうなんだけど
この映画に関しては、何となく知っておいたほうがいい気がして
ネットであちこちネタバレを回避しつつ軽く検索。
説明が難しいとか、面白いと言える映画ではなさそうだとか。
で、見た感想です。
シタオがキリストを表わしているんだろう
ということはわかった。
マフィアのボスのビョンホンさんが
恋人のリリのこととなると
異常なほどの精神状態になり
探偵のクラインは
過去に関わった殺人鬼の狂気に感化されてしまい
いまもってそこから抜け出せない。
3人の男性それぞれのことは把握できるものの
映像は最初から何の説明もないまま淡々と流れ
ようやく最初のシーンが回想だったことはわかったけど
どうしてこの人はここにいるのか?
前後の繋がりがあるのかないのか?
その表情は何を思ってのことなのか?
…というもろもろの疑問。
バックに流れる音楽も
果たしてそのシーンに合ってるのか合ってないのか
わからない。
でも。
何でしょう?この感じ。
言葉にするのがすごく難しいことに間違いはないですが
何を表わしているのかわからないようでありながら
それを感じてほしいというメッセージがあるような…(ないような?)。
キリスト教がベースになっているんだとしたら
まずはそれを知らないことには
解釈するのは難しいのかな、とも思いました。
そして、「そのシーンで終わりな理由は何故?」
という私の心を置き去りにして
またも淡々と流れるエンドロールに
立ち上がることもできずに考え込むことしばし。
劇場内もザワザワとし始めて
「ああ~みんな同じこと思ってたのかなあ?」と(^^;)
一箇所、心が動いたシーンは
撃たれたシタオが復活する過程。
(反転→)
虫が這っている顔のアップの映像から。
木村拓哉って凄い…と思ったところでした。
残酷だったり狂気だったり
不快に感じるシーンもあるにはあったけど
それ以上に感じた何か。
見なきゃ良かったとは思えなかった何か。
それを知りたい気持ちになってます。
2009/06/13(土) | 映画 |
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コメント(3)
アンナ
シタオは凄かった。
ミマムさん お久しぶりです♪
この映画の感想、難しいですよね。
一言では語れない。。。感じる映画。
一番印象に残ったのは、シタオのシーン。
ファンだからって言うわけじゃなくて、たぶん
シタオの存在がなかったら、誰も癒されなかったかもしれない。
木村君が演じたシタオが素晴らしかったのです!
こんな木村拓哉見たことない。凄かった。
残酷なシーンやグロイシーンが多かったのに
後味が悪くなかったのは、シタオの純粋で無垢な
存在があったからなのかも。
2009/06/13(土) 20:51:50 | URL | [ 編集]
シムウナ
TBありがとうございました。
TB有難うございました。
説明が少なく、シーンもかなりぶち切り状態なので
自分でそのシーンを様々な断片を追いながら
構築していくため、非常に疲れました。
最後まで監督の意図が分からなかった(笑)
今度、訪れた際には、
【評価ポイント】~と
ブログの記事の最後に、☆5つがあり
クリックすることで5段階評価ができます。
もし、見た映画があったらぽちっとお願いします!!
2009/06/13(土) 22:06:41 | URL | [ 編集]
ミマム
◆アンナさん
本当、感想を表現するのが難しい映画でしたね。
>こんな木村拓哉見たことない。凄かった。
アンナさんがそう言うんなら、間違いないですよね~(^^)
シタオのあのシーンは…
すごかったと私も思います。引付けられました。
>残酷なシーンやグロイシーンが多かったのに
後味が悪くなかったのは、シタオの純粋で無垢な
存在があったからなのかも。
そうそう!そうなんですよ。
何故か後味は悪くなくって、でも鮮烈に心に残って…
シタオの“意味”を今一度、深く考えてみたくなってます。
◆シムウナさん
コメント、ありがとうございます。
私も、事前情報のおかげである程度の覚悟はしていたものの
それにしても予想以上のワケわからない状態で見てきました(笑)
評価ポイント、さきほど入れさせていただきました。
ドラマを見ているほうが多いのですが
こうやってときどき映画も行ってますので
また、おじゃまさせてくださいね(^^)
2009/06/14(日) 16:58:01 | URL | [ 編集]
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http://salt1g.blog20.fc2.com/tb.php/936-373e5e4e
行って来ました!六本木ヒルズのTOHOシネマズ(ネタバレ含む)
シタオを演じた木村拓哉、素晴らしかったです。凄かった。。。久しぶりに映画に酔いました。
■少しの間、TOPに置いておきます♪
2009/06/13(土) 20:40:16 | アンナdiary
□作品オフィシャルサイト 「アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン」□監督・脚本 トラン・アン・ユン □キャスト ジョシュ・ハートネット、木村拓哉、イ・ビョンホン、トラン・ヌー・イェン・ケー、ショーン・ユー、イライアス・コティーズ ■鑑賞日 6月7日(日)■劇場...
2009/06/13(土) 21:55:32 | 京の昼寝~♪
日韓米のイケメン俳優たちが共演。
女性陣にとっては珠玉の喜びになるはずだった・・・
2009/06/13(土) 22:07:21 | 気ままな映画生活
各国を代表する“美しい男”たちが、かつてない演技で魅せる__いままで見た事のない美しい男たちの競艶!
物語:ある男が失踪した。手がかりは、名前と年齢、数枚の写真だけ。彼の名はシタオ。他人の痛みを身代わりとなって引き受けるという不思議な力を持つ。
彼の父...
2009/06/14(日) 00:38:33 | パピ子と一緒にケ・セ・ラ・セラ
主演のジョシュ・ハートネット、そして共演の木村拓哉、イ・ビョンホンというイケメン人気俳優トリオが評判となっている作品ですね。劇場もキムタクファンの30代女性から、イ・ビョンホンファンのおば様方まで幅広い観客が訪れていました。監督はトラン・アン・ユン、と...
2009/06/14(日) 02:05:22 | LOVE Cinemas 調布
ぜーんぜん興味無かったけど、賛否両論話題を呼んでたので『アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン』を観てきました。
★★★
へー、そうですか。
イ・ビョンホン、キムタク、ジョシュ・ハートネットのトリプルスターキャストとか言われてたけど、『インファナル・アフェア』?...
2009/06/14(日) 14:47:15 | そーれりぽーと
他人の傷や痛みを自分の体に引き受ける能力を持った男を巡って、元刑事の 探偵や香港マフィアを巻きこんで起こるサスペンス。ある大企業の創業者から失踪した息子シタオを捜索する依頼を受けた元刑事 の私立探偵のクライン。早速シタオがいたと思われるフィリピンのミンダ..
2009/06/15(月) 01:50:16 | だらだら無気力ブログ
タイトル:アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン 、製作フランス
ジャンル:芸術・宗教・グロ
映画館:TOHOシネマズ梅田(700席?)200人ぐらい。
鑑賞日時:2009年6月1X日 19:00頃
私の満足度:50%
オススメ度:0%
【イケメン3人、英語、フィリピン】
英検を目前に控え?...
2009/06/21(日) 22:11:57 | もっきぃの映画館でみよう(もっきぃの映画館で見よう)
☆<ワーナーマイカル・日の出>で、『スラムドッグ・ミリオネア』と『アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン』が1000円でリバイバル上映されている。
私は、後者は未見だったので、いそいそと行く。
昨夜の最後の回で、客は、私と、どこぞのお姉さん二人だけだった^...
2009/10/23(金) 23:27:04 | 『甘噛み^^ 天才バカ板!』 byミッドナイト・蘭