韓国版役名(日本版役名)です。
スンギ(宗田)が死亡。死因は毒殺。
状況証拠からソクジン(葛西)が容疑者となるが
犯行時刻にナヒ(麻里)と一緒にいたことを言えない。
ファン(ジュンピョ(池畑)を轢いた人)が
事故は電話で指示を受けたことを告白しに来る。
テソン(友雄)がスンハ(成瀬)だと確証するオス(直人)だが
確実な証拠をスンハ(成瀬)に示すことができない。
現場に落ちていたソクジン(葛西)のハンカチから
ヘイン(しおり)がヒス(典良)の残像を見る。
ナヒ(麻里)がソクジン(葛西)のアリバイを証言し
ヒス(典良)が逮捕される。
ドンヒョン(栄作)が心臓発作で死亡。
オス(直人)に呼び出されたスンハ(成瀬)が
12年前の事件現場に向かう…。
日本版にはなかったところとか相違点は…
・現場にヒス(典良)が落としていったのはペンではなくハンカチ
・ナヒ(麻里)は不妊治療中だった
・スンギ(宗田)殺害計画にあたってヒス(典良)は
ミン・イボムという人物を使っていた
・オス(直人)の母親は、父親(ドンヒョン・栄作)と15年間の別居中
・ドンヒョン(栄作)は、テソン(友雄)=スンハ(成瀬)のことを
キョン(大隈)から聞く
・ヨンチョル(山野)は死なない
今は農場経営をしている義兄との出会いがあって
そこからスンハ(成瀬)が弁護士の勉強をしたこと。
その義兄が昔、ワルで、その頃からの知り合いがキョン(大隈)。
アリバイを言えばナヒ(麻里)との不倫がわかってしまう。
ナヒが不幸になることをしたくないソクジン(葛西)が
自分がスンギ(宗田)を殺したと訴えるシーンには
日本版と同じく涙…。
スンヒ(スンハの姉・真紀子)は
日本版では病院で別れたきり登場しませんでしたが
こちらでは最後までちょこちょこと出ていました。
病気の役でしたが、本当に具合が悪そうな感じでした。
すべては12年前の事件から。
その事件が起こってしまったこと。
1人の少年が尊い命を落としたこと。
その命を奪ったのは同じ年の少年だったこと。
命を落とした少年の家族も
命を奪った少年も
その家族も友達も学校の先生も
関わった人たちみんなが悲しい気持ちを持ち続けていて
こんな復讐をするような憎しみを生んでしまったことも
それによってまた多くの人の命が奪われてしまったことも
悲しくて辛くて
でも、どうしようもできないもどかしさと怒りと虚しさと
そしてまた新たに襲ってくる哀しみ…。
日本版の直人を見ていたら
その気持ちはたまに見えるときがあったものの
自分が起こした事件に対してあまりに考えなさすぎじゃないか?と
思えてしまってたんですが
オスは、そうじゃなかった。
誰よりもそのことについて後悔していたし
傷ついてボロボロになりながらも
最後まで正面からその罪と罰を受け止めようとしていました。
そして、そんな彼を理解し支えようとしてきた仲間と上司。
それは、復讐してたほうのスンハにも同じ存在があって
ヘインの言葉だったり、事務長のグァンドゥの言葉だったり。
特にこのグァンドゥさんの言葉っていうのはスンハにとって
心を揺らす大きな意味を持つ言葉になりましたね。
スンハ(成瀬)がテソン(友雄)だとわかって
スンハを呼び出して話をしようとしたのはドンヒョン(栄作)のほう。
この時の言葉の訳が日本版でもそのまま使われていましたが
ここで「ドンヒョン」に感じる気持ちも日本版の「栄作」とは違っていて
真実を歪めてしまったこと、そこに思う息子への気持ち
テフン(英雄)やテソン(友雄)に対しての気持ちと申し訳なさが
それまでの彼に中にあったことと
そうして今、自分の前にいるスンハ(成瀬)を見ている目に
悲しくも優しい愛が感じられました。
ヨンチョル(山野)については日本版の印象と
そんなに変わらなかったんですが
彼もまた悲しい一人だったなあと。
スンハ(成瀬)の復讐心が揺れていくなか
一人で立ち止まったままになってしまって
まあ、たきつけたのはスンハ(成瀬)のほうだったんですけどね。
この二人の接点が見えたのも最後の最後で
韓国版を先に見ていたら、どう思っていたのかなあ?
そして迎えたラストシーン。
これは哀しかった
日本版の感想では
死者がたくさん出たことが韓国ドラマっぽいって書いてしまったんだけど
こっちのほうが本当に“それ”を感じさせられたというか、何というか…
それほどたくさんの韓国ドラマを知ってるわけじゃないのに
こうやって言うのも何なんですけど…。
見終わって日にちがたってますが、まだショックをひきずってます(TдT)
…と考えると
日本版にあったエピローグはあって良かったような気もするし
でもその終わり方もどうかと思ったり(^^;)

書き足りないことがたくさんあるような感じもするんですが
それだけに、深いものをじっくり見せてもらったと思える
韓国版の「魔王」でした。
人の心や、人と人の間にある色んな感情、複雑な思い、愛…。
その背景にみる悲しみと丁寧で深い心理描写に感嘆。涙。
日本版は日本版でドラマとして面白く感じるところがあって
夢中になって見てましたが
いくつかひっかかっていた部分はこれで補えた感。
日本版との違いを書いているうちに
ストーリーの複雑さに収拾がつかなくなったりもしましたが
最後まで見れたことに満足しております。
今はまだ喪失感が大きくてテンションも低めですが
また他の韓国ドラマを見てみたいと思う気持ちも出てきました。
この「魔王」を放送中から始まった、録画したままの「宮」が
私を待ってます(笑)
チュ・ジフンさんのスンハのイメージがどうなっちゃうか?
楽しみにしておきましょう~♪
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スンギ(宗田)が死亡。死因は毒殺。
状況証拠からソクジン(葛西)が容疑者となるが
犯行時刻にナヒ(麻里)と一緒にいたことを言えない。
ファン(ジュンピョ(池畑)を轢いた人)が
事故は電話で指示を受けたことを告白しに来る。
テソン(友雄)がスンハ(成瀬)だと確証するオス(直人)だが
確実な証拠をスンハ(成瀬)に示すことができない。
現場に落ちていたソクジン(葛西)のハンカチから
ヘイン(しおり)がヒス(典良)の残像を見る。
ナヒ(麻里)がソクジン(葛西)のアリバイを証言し
ヒス(典良)が逮捕される。
ドンヒョン(栄作)が心臓発作で死亡。
オス(直人)に呼び出されたスンハ(成瀬)が
12年前の事件現場に向かう…。
日本版にはなかったところとか相違点は…
・現場にヒス(典良)が落としていったのはペンではなくハンカチ
・ナヒ(麻里)は不妊治療中だった
・スンギ(宗田)殺害計画にあたってヒス(典良)は
ミン・イボムという人物を使っていた
・オス(直人)の母親は、父親(ドンヒョン・栄作)と15年間の別居中
・ドンヒョン(栄作)は、テソン(友雄)=スンハ(成瀬)のことを
キョン(大隈)から聞く
・ヨンチョル(山野)は死なない
今は農場経営をしている義兄との出会いがあって
そこからスンハ(成瀬)が弁護士の勉強をしたこと。
その義兄が昔、ワルで、その頃からの知り合いがキョン(大隈)。
アリバイを言えばナヒ(麻里)との不倫がわかってしまう。
ナヒが不幸になることをしたくないソクジン(葛西)が
自分がスンギ(宗田)を殺したと訴えるシーンには
日本版と同じく涙…。
スンヒ(スンハの姉・真紀子)は
日本版では病院で別れたきり登場しませんでしたが
こちらでは最後までちょこちょこと出ていました。
病気の役でしたが、本当に具合が悪そうな感じでした。
すべては12年前の事件から。
その事件が起こってしまったこと。
1人の少年が尊い命を落としたこと。
その命を奪ったのは同じ年の少年だったこと。
命を落とした少年の家族も
命を奪った少年も
その家族も友達も学校の先生も
関わった人たちみんなが悲しい気持ちを持ち続けていて
こんな復讐をするような憎しみを生んでしまったことも
それによってまた多くの人の命が奪われてしまったことも
悲しくて辛くて
でも、どうしようもできないもどかしさと怒りと虚しさと
そしてまた新たに襲ってくる哀しみ…。
日本版の直人を見ていたら
その気持ちはたまに見えるときがあったものの
自分が起こした事件に対してあまりに考えなさすぎじゃないか?と
思えてしまってたんですが
オスは、そうじゃなかった。
誰よりもそのことについて後悔していたし
傷ついてボロボロになりながらも
最後まで正面からその罪と罰を受け止めようとしていました。
そして、そんな彼を理解し支えようとしてきた仲間と上司。
それは、復讐してたほうのスンハにも同じ存在があって
ヘインの言葉だったり、事務長のグァンドゥの言葉だったり。
特にこのグァンドゥさんの言葉っていうのはスンハにとって
心を揺らす大きな意味を持つ言葉になりましたね。
スンハ(成瀬)がテソン(友雄)だとわかって
スンハを呼び出して話をしようとしたのはドンヒョン(栄作)のほう。
この時の言葉の訳が日本版でもそのまま使われていましたが
ここで「ドンヒョン」に感じる気持ちも日本版の「栄作」とは違っていて
真実を歪めてしまったこと、そこに思う息子への気持ち
テフン(英雄)やテソン(友雄)に対しての気持ちと申し訳なさが
それまでの彼に中にあったことと
そうして今、自分の前にいるスンハ(成瀬)を見ている目に
悲しくも優しい愛が感じられました。
ヨンチョル(山野)については日本版の印象と
そんなに変わらなかったんですが
彼もまた悲しい一人だったなあと。
スンハ(成瀬)の復讐心が揺れていくなか
一人で立ち止まったままになってしまって
まあ、たきつけたのはスンハ(成瀬)のほうだったんですけどね。
この二人の接点が見えたのも最後の最後で
韓国版を先に見ていたら、どう思っていたのかなあ?
そして迎えたラストシーン。
これは哀しかった

日本版の感想では
死者がたくさん出たことが韓国ドラマっぽいって書いてしまったんだけど
こっちのほうが本当に“それ”を感じさせられたというか、何というか…
それほどたくさんの韓国ドラマを知ってるわけじゃないのに
こうやって言うのも何なんですけど…。
見終わって日にちがたってますが、まだショックをひきずってます(TдT)
…と考えると
日本版にあったエピローグはあって良かったような気もするし
でもその終わり方もどうかと思ったり(^^;)




書き足りないことがたくさんあるような感じもするんですが
それだけに、深いものをじっくり見せてもらったと思える
韓国版の「魔王」でした。
人の心や、人と人の間にある色んな感情、複雑な思い、愛…。
その背景にみる悲しみと丁寧で深い心理描写に感嘆。涙。
日本版は日本版でドラマとして面白く感じるところがあって
夢中になって見てましたが
いくつかひっかかっていた部分はこれで補えた感。
日本版との違いを書いているうちに
ストーリーの複雑さに収拾がつかなくなったりもしましたが
最後まで見れたことに満足しております。
今はまだ喪失感が大きくてテンションも低めですが
また他の韓国ドラマを見てみたいと思う気持ちも出てきました。
この「魔王」を放送中から始まった、録画したままの「宮」が
私を待ってます(笑)
チュ・ジフンさんのスンハのイメージがどうなっちゃうか?
楽しみにしておきましょう~♪

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2008/10/29(水) | TV☆ドラマ | トラックバック(2) | コメント(3)