BS朝日で放送されている「魔王」全26話編集のうちの
(第8話~)第12話までの内容について
すでに視聴済みの日本版との違いや感想などを
書いてみました。


以下、一部、核心に触れている部分がありますので
まだこの「魔王」を最後まで見ていない方はご注意を。
(第8話~)第12話までの内容について
すでに視聴済みの日本版との違いや感想などを
書いてみました。

以下、一部、核心に触れている部分がありますので
まだこの「魔王」を最後まで見ていない方はご注意を。
韓国版役名(日本版役名)です。
ヘイン(しおり)の元にも届いたカードから12年前の残像が見え
オス(直人)とともに、高校に行く。
解剖結果からデシク(石本)がガス銃で殺された可能性があることがわかり
容疑者としてソラ(空)の母・ジョンヨンが浮上する。
一連の事件が12年前の自分の事件の報復だと気づくオス(直人)。
当時、自分が苛めていたヨンチョル(山野)を疑うが
事件の間、連れ去られていたソラ(空)はヨンチョルを知らないと言う。
ジュンピョ(池畑)が動き始め、ヘイン(しおり)に近づこうとし
スンギ(宗田)の元にはソクジン(葛西)がナヒ(麻里)と抱き合っている写真が届く。
死んだチョン・テフン(英雄)の弟は戸籍上では死亡。
スンハ(成瀬)が病院に入院している姉(真紀子)を尋ねに行くところ― までのお話。
テフン(英雄)の兄弟は、日本版では「兄」だったのが
こちらでは「弟」(チョン・テソン)でした。
また、オス(直人)の高校時代の先生(モ・イノ)が登場。
この先生の元にも宅配便が届いたのですが
中に入っていたのは高校生のテフン(英雄)の写真と
クォン弁護士(熊田)殺害事件の記事。
不審に思った先生は当時の事件担当のグァンドゥと会い
そこで、デシク(石本)が殺されたことを知りました。
12年前の事件発生の原因として、ヨンチョル(山野)が
オス(直人)たちに苛められていた背景があったんだけど
当時、先生はその事実に気づいていなく(見て見ぬふり?)
また、今になってこういう事件が行われていることに対して
心を痛めているようでもあり、何か思い当たるものがあるのか
考えているふうでもあり…。
今週のお話で、日本版との印象の違いを一番感じたのは
過去の事件に対するオス(直人)の悔恨の気持ちの深さでしょうか。
クォン(熊田)やデシク(石本)が殺されたのは
自分が起こした事件が元になっている復讐だということに
すごくショックを受けて罪悪感で苦しむシーンがありました。
オス(直人)が刑事を辞めると言って、チャンホ(チーム長)に説得されるシーンでは
「自分が悪党だったということを忘れていた」と言い、
それに対してのチーム長がオス(直人)に言った言葉が
「背負わなければならない罪は背負って生きろ。
自分がどれだけ卑怯者だったのか忘れるな。
犯人はそうやって、お前がまた逃げて、卑怯者になるのを見たがっている。
親友が殺されたあとは、またお前の友達か家族が狙われるかも知れない。
間違ったことを正したかったら正々堂々と戦え」と…。
チャンホはグァンドゥから事件のことは聞いていて
それまで刑事として一緒に行動してきた
オスの人間性も認めつつのこの言葉。
厳しいけど愛があります。
そして、ヨンチョル(山野)に会いに行ったときのオス(直人)は
自分が悪かったことを充分に感じていながら
ヨンチョル(山野)を気遣いながら話をしているように見えました。
日本版ではこういう心理描写が見えたときの印象が違ったので
直人は何で事件のことをいつまでも気づかないし、反省しないんだろう?と
思っていましたっけ。
それから、日本版で気になっていたドンヒョン(栄作)についても
回想シーンでテソン(友雄)に宣戦布告されるドンヒョン(栄作)は
事件のことを「事故だった」と淡々と話していながらも
表情は少し悲しげで、テソン(友雄)に対して同情的な気持ちがあるようにも見えて
こちらは終盤に再び出てくるシーンと思われますが
栄作に対する印象は違ってきそうな気がします。
それにしても
テソン(友雄)がドンヒョン(栄作)に言った言葉
「これからも変わらず元気でお過ごしください。
決して落ちぶれず、今以上に他人を犠牲にして…」は
原作の訳の通りで、見ていてドキドキしてしまいました。
また「スンハ(成瀬)の兄(英雄)や母に対する思い」
「ヘイン(しおり)に対する母の思い」
「ソクジン(葛西)のナヒ(麻里)に対する思い」にも
それぞれ愛が感じられます。




今回、12年前の事件の回想シーンがでてきましたが
こちらも受け止め方としての印象の違いがありました。
日本版ではまず英雄が直人にナイフを向けていましたが
そうではなかったし
肝心のシーンというのは“見えない”状態。
ここ大事ですね。
オス(直人)が言う「事故だった」っていうのは
彼にしか認識がなかったようにも感じられるし
このやり取りを間近が見ていた
デシク(石本)、ソクジン(葛西)、スンギ(宗田)が
どう思ったのかもハッキリとはわからない。
日本版ではここの回想シーンが2種類あって
直人が意識的に刺すつもりで刺したように見えるシーンと
ナイフの刃を上にしていて、殴った手に倒れてきて刺さったシーン。
真実は後者だったということは後でわかるんだけど
この時点で、しおりが見た残像が前者だったがために
余計な疑問が生じてしまって、考え込んでしまった私(苦笑)
でも、これ(韓国版)なら
ヘイン(しおり)が見たものも、ヨンチョル(山野)の認識も同じで
納得ができました。
残像が操作されているかも知れないことで
これ以上、見るのをやめたほうがいいのでは?と一度は思ったものの
見えるときと見えないときがあって、それについて
「この世で起こることにはすべて理由があるから
神様からの贈り物を大切に使いなさい」という
神父さまからヘイン(しおり)への言葉というのに、
意味深いものを感じました。
自分のことが好きなのかな?と、ドキッと思わせるようなことを言ったと思えば
それを受けたヘイン(しおり)が勝手に勘違いしたかのように思わせる発言をしたり
スンハ(成瀬)のそんなツンデレな態度に戸惑うヘイン(しおり)も
可愛かったし、そんなことをするスンハが可笑しかったです。
成瀬の“ニヤリ”も出てきたけど、まだ確証はありませんね~。
スンハ(成瀬)の兄が言ってた
知り合い?の家から盗まれたというアルバムの話も
これから繋がってくるんでしょうか。
さあ、来週も頑張って見てみましょう!
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【韓国版「魔王」~第7話まで】
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ヘイン(しおり)の元にも届いたカードから12年前の残像が見え
オス(直人)とともに、高校に行く。
解剖結果からデシク(石本)がガス銃で殺された可能性があることがわかり
容疑者としてソラ(空)の母・ジョンヨンが浮上する。
一連の事件が12年前の自分の事件の報復だと気づくオス(直人)。
当時、自分が苛めていたヨンチョル(山野)を疑うが
事件の間、連れ去られていたソラ(空)はヨンチョルを知らないと言う。
ジュンピョ(池畑)が動き始め、ヘイン(しおり)に近づこうとし
スンギ(宗田)の元にはソクジン(葛西)がナヒ(麻里)と抱き合っている写真が届く。
死んだチョン・テフン(英雄)の弟は戸籍上では死亡。
スンハ(成瀬)が病院に入院している姉(真紀子)を尋ねに行くところ― までのお話。
テフン(英雄)の兄弟は、日本版では「兄」だったのが
こちらでは「弟」(チョン・テソン)でした。
また、オス(直人)の高校時代の先生(モ・イノ)が登場。
この先生の元にも宅配便が届いたのですが
中に入っていたのは高校生のテフン(英雄)の写真と
クォン弁護士(熊田)殺害事件の記事。
不審に思った先生は当時の事件担当のグァンドゥと会い
そこで、デシク(石本)が殺されたことを知りました。
12年前の事件発生の原因として、ヨンチョル(山野)が
オス(直人)たちに苛められていた背景があったんだけど
当時、先生はその事実に気づいていなく(見て見ぬふり?)
また、今になってこういう事件が行われていることに対して
心を痛めているようでもあり、何か思い当たるものがあるのか
考えているふうでもあり…。
今週のお話で、日本版との印象の違いを一番感じたのは
過去の事件に対するオス(直人)の悔恨の気持ちの深さでしょうか。
クォン(熊田)やデシク(石本)が殺されたのは
自分が起こした事件が元になっている復讐だということに
すごくショックを受けて罪悪感で苦しむシーンがありました。
オス(直人)が刑事を辞めると言って、チャンホ(チーム長)に説得されるシーンでは
「自分が悪党だったということを忘れていた」と言い、
それに対してのチーム長がオス(直人)に言った言葉が
「背負わなければならない罪は背負って生きろ。
自分がどれだけ卑怯者だったのか忘れるな。
犯人はそうやって、お前がまた逃げて、卑怯者になるのを見たがっている。
親友が殺されたあとは、またお前の友達か家族が狙われるかも知れない。
間違ったことを正したかったら正々堂々と戦え」と…。
チャンホはグァンドゥから事件のことは聞いていて
それまで刑事として一緒に行動してきた
オスの人間性も認めつつのこの言葉。
厳しいけど愛があります。
そして、ヨンチョル(山野)に会いに行ったときのオス(直人)は
自分が悪かったことを充分に感じていながら
ヨンチョル(山野)を気遣いながら話をしているように見えました。
日本版ではこういう心理描写が見えたときの印象が違ったので
直人は何で事件のことをいつまでも気づかないし、反省しないんだろう?と
思っていましたっけ。
それから、日本版で気になっていたドンヒョン(栄作)についても
回想シーンでテソン(友雄)に宣戦布告されるドンヒョン(栄作)は
事件のことを「事故だった」と淡々と話していながらも
表情は少し悲しげで、テソン(友雄)に対して同情的な気持ちがあるようにも見えて
こちらは終盤に再び出てくるシーンと思われますが
栄作に対する印象は違ってきそうな気がします。
それにしても
テソン(友雄)がドンヒョン(栄作)に言った言葉
「これからも変わらず元気でお過ごしください。
決して落ちぶれず、今以上に他人を犠牲にして…」は
原作の訳の通りで、見ていてドキドキしてしまいました。
また「スンハ(成瀬)の兄(英雄)や母に対する思い」
「ヘイン(しおり)に対する母の思い」
「ソクジン(葛西)のナヒ(麻里)に対する思い」にも
それぞれ愛が感じられます。




今回、12年前の事件の回想シーンがでてきましたが
こちらも受け止め方としての印象の違いがありました。
日本版ではまず英雄が直人にナイフを向けていましたが
そうではなかったし
肝心のシーンというのは“見えない”状態。
ここ大事ですね。
オス(直人)が言う「事故だった」っていうのは
彼にしか認識がなかったようにも感じられるし
このやり取りを間近が見ていた
デシク(石本)、ソクジン(葛西)、スンギ(宗田)が
どう思ったのかもハッキリとはわからない。
日本版ではここの回想シーンが2種類あって
直人が意識的に刺すつもりで刺したように見えるシーンと
ナイフの刃を上にしていて、殴った手に倒れてきて刺さったシーン。
真実は後者だったということは後でわかるんだけど
この時点で、しおりが見た残像が前者だったがために
余計な疑問が生じてしまって、考え込んでしまった私(苦笑)
でも、これ(韓国版)なら
ヘイン(しおり)が見たものも、ヨンチョル(山野)の認識も同じで
納得ができました。
残像が操作されているかも知れないことで
これ以上、見るのをやめたほうがいいのでは?と一度は思ったものの
見えるときと見えないときがあって、それについて
「この世で起こることにはすべて理由があるから
神様からの贈り物を大切に使いなさい」という
神父さまからヘイン(しおり)への言葉というのに、
意味深いものを感じました。
自分のことが好きなのかな?と、ドキッと思わせるようなことを言ったと思えば
それを受けたヘイン(しおり)が勝手に勘違いしたかのように思わせる発言をしたり
スンハ(成瀬)のそんなツンデレな態度に戸惑うヘイン(しおり)も
可愛かったし、そんなことをするスンハが可笑しかったです。
成瀬の“ニヤリ”も出てきたけど、まだ確証はありませんね~。
スンハ(成瀬)の兄が言ってた
知り合い?の家から盗まれたというアルバムの話も
これから繋がってくるんでしょうか。
さあ、来週も頑張って見てみましょう!

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2008/10/04(土) | TV☆ドラマ | トラックバック(1) | コメント(4)