神妙な面持ちで聞いている従業員たち。
今の経営状況や「新・坂下」の規模が縮小されることなどの話のあとに
新しい店舗ができるまでの間のことは何も決まっていないけど
その間、いつも通りに働いてほしいと涙を浮かべながら頭を下げる律子。
夢子は途中で退席―。
ただひとり「わかりました」と返事をする松子は律子派なわけで…。
内々の話だったとはいえ
今まで噂になっていたことが本当だったとわかって
「坂下」にはマンション建設反対派の人たちがやって来ます。
いつものお得意さんからは突然のキャンセル。
「坂下」が変わっていく、動いていくことを感じます。
律子に呼び出された一平は嫌な予感がしていたとは言いますが…
「新・坂下」の話を切り出されて
思わず返事をしてしまったことからどんどん話を聞いてしまい
いつの間にか律子派に乗せられてしまっている自分に戸惑って…。
夢子は一平にエリの話を…。
エリの高校卒業後の進路は「芸者に出るかお嫁にいくか」だとか。
一平も言ってたけど、エリはまだ16歳ですよ~!
老舗の跡取り娘が昔からのその流れに乗って…ということなんでしょうね。
さらに、律子は18歳で保に“手をつけた”という話を持ち出して
「エリも母親に似ているから気をつけてね~。ぐふふふっ」と含み笑いする夢子さん(笑)
普通、男の子に対して「手を出しちゃダメよ」っていうならわかるけど
この話はその逆で、しかもそれは自分の孫なんですよ~。
ここでも口を挟む間もなく話をただただ聞いてしまう一平なわけで(苦笑)
そして「坂下」での事件が―
律子がとってきたという“一見さん”の会社連中が大騒ぎ。
隣の部屋に来ていたお得意さんの一人に、酔ってケガをさせてしまいます。
何も言わずに帰ろうとするその客に夢子が
「まだご挨拶いただいていません。侘びの一言もなくお帰りですか?」と。
名刺を投げつけて帰ろうとするその客に
一度は店の中に戻った時夫が飛び出していって回し蹴りを!!
何て美しくて華麗な回し蹴り

いやいや、暴力はいけません(汗)
いけませんが、悪いのはあの客たちですよ。
止めに入った一平が手にケガをして
傘で叩こうとした女客を竜次が止めて…。
一人とりなして客に頭を下げる律子の態度に対して
ヒーロー時夫を持ち上げる仲居たちの雰囲気が気持ちいいやら可笑しいやら。
夢子の毅然とした態度には女将としての器量を見たし
またも竜次のここ一番頼れる姿・立ち回り方っていうのにも
“男っぷり”を感じさせられましたね。
面白かったです。第7話。
変動期に入った「坂下」のさまざま。
街も、そこに住む人も新しくなっていく中でのそれぞれの立場や思い。
その中でも、変わらず母や祖母と同じ道が目の前にあるエリの話と
いつの間にかその流れにハメられようとしている?一平。
ナオミと一平が歩くシーンが良かったなあ~。
音楽が聞こえるイヤホンの片方ずつをして
そのイヤホンが外れない距離を保ちながら歩いて…。
ナオミと別れたあとの一平の ほわああ~んとした顔が何ともいえなくって、ねえ

ふわふわしたそんな気持ちの一方で
坂下家のシステムと策謀を雪乃ちゃんから聞いて今さらながら驚く一平。
このまま“保二世”になっちゃうんでしょうか?(^^ゞ
今回のエンディングバックの写真。
シャク半と腕を組むエリの写真がGOOD


【第6話】
![]() | パピエ 森山良子 松井五郎 島健 ドリーミュージック 2007-01-24 by G-Tools |
![]() | 「拝啓、父上様」オリジナルサウンドトラック 森山良子 島 健 ドリーミュージック 2007-02-14 by G-Tools |
![]() | 拝啓、父上様 倉本 聰 理論社 2006-12 by G-Tools |
2007/02/23(金) | TV☆ドラマ | トラックバック(9) | コメント(8)