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純情きらり 最終回

主人公の桜子が、抱くことのできなかった我が子にメッセージを残し、輝かしく見守るという形で終焉を迎えて終わった「純情きらり」。残念ながら、これほど主人公に共感できなかったドラマも珍しいのではなかったかと思います。

このドラマが始まる前、始まった頃というのは「ピアノの話」「音楽の話」ということだったので期待も大きく、最初の頃は本当に楽しく見ていられました。オープニングのタイトルバックに流れる大島ミチルさんの音楽や音譜が飛び交う可愛らしい映像、ドラマが終わったあとのニュース前に出る「わが町の音楽家」も微笑ましかったし、ストーリー自体も最初のうちは良かったんですけどね。いったいどこから変わってきてしまったんでしょう

桜子が卒業式で「花」をジャズアレンジして弾いた時や、杏姉ちゃんの(元)夫・河原に文句を言いに言った時には「桜子、やった!」と思ったし、「真っ直ぐな道と書いて直道」の斉藤先生との別れの時も切なかったですね。このあたりは彼女を応援する気持ちで見ていました。雲行きが怪しくなり始めたのは音大を受験しに行って置引きにあったあたりくらいかな。あれだけピアノや音大受験にこだわっていた桜子がサックスの音色にひかれて大事な試験に遅れてみたり、置引きをした人(八州治)の下宿(マロニエ荘)に同居、置引きの事実を知っても「大変なんだねー」と同情してみたり…。しかも浪人中、ピアノの練習はロクにしないで他人のことに首を突っ込んでばかり。桜子の眉間に皺がよって口が尖ってきたなあ~と思ったら次に出てくるセリフは大抵「ちょっと待ってっ!」「○○ちゃん、△△さんに××してあげてっ!」…。
そこには他人の事情や誰かの気持ちを推し測るという態度は感じられず、桜子に対する好感度は下降するばかり。宮崎あおいちゃん…黙ってニコニコしていたら可愛い女優さんなのに…。

「主人公は桜子」なので、彼女の都合のいいようにストーリーが進むのは仕方ないにしても、こんな感じがずーっと続いてしまったので、その後どんなにいいエピソードが出てきても素直に見ることができず…。普通のドラマは主人公が「誰かのために自分を犠牲にして我慢をしている姿」というのは悲しい共感の涙を誘うものだけど、桜子の場合は“本当に自分がそうしたいから”という姿勢、自分本位にしか見えませんでしたね

冬吾の立場というのもどうだったんでしょう。どんなに大変な時代・環境にあっても芸術を忘れずに生きるスタイルというのは桜子にも共通していましたが、そこにある言いたいことっていうのはわからなくはないけど、みんなが苦しい思いをしている中、一人だけ自由きままに生きているように見える姿というのは、やっぱり受け入れにくいものがあったのではないかと…。あんなに気丈だった笛子が冬吾と結婚してからの変わりようというのにも少し痛いものを感じてしまいました。

ドラマのテーマだった(?)「音楽」についても一言。達彦の目指していたものはクラシックで、桜子の好きな音楽はジャズ。共通の繋がりだった同じ「音楽」ではあるけれど、どうにも掛け違ってしまったボタンのような感じというか、アンバランスさみたいなものを感じてしまった時がありますね。戦争から帰って来た達彦さんに自分のピアノを聴いて元気になって欲しいと思った桜子でしたが、そこはジャズ風アレンジの曲ではなく、二人で弾いた思い出のクラシック曲を弾いて欲しかったです。

そして、あちこちで中途半端なままになってしまったエピソードを置き去りに、最終回に近づくにつれて思い出したかのように急に音楽の話に戻そうとする不思議。いきなり倒れて死を予感させるような展開なのに、ベッドで病気になってる主人公を見ても可哀想と思えない悲しさ。まあ…最終話での輝一くんが映るスクリーンに桜子が手を伸ばすところは印象的ではありましたけども。


こんなことを思いながら見ていた「純情きらり」でしたが、何故に最後まで見てしまったかと言いますと、それは偏に他キャストの魅力でしょうか。一番は達彦さん=福士誠治さんですね。彼は良かったと思います。ピアノを弾く姿はもちろんステキ♪入営する時、汽車の中から「音楽を忘れるな」と叫んだシーンには泣けました。最終週、病床の桜子に向かって「桜子…」と呼ぶ声の優しさや献身的な姿にも…
達彦の母・かね役の戸田恵子さんと磯おばさん・室井滋さんの存在も大きかったと思います。思い出すのは、かねが桜子からもらったショールを「これは私が桜子さんからもらったの」と言って泣きながら離さなかったシーンですね。
振り返ってみると、他にもいいところあったのになあ…。


来週からは気持ちを切り替えて「芋たこなんきん」を見ます!
主役の藤山直美さんは、同じ朝ドラの「純ちゃんの応援歌」でも「おんなは度胸」でも好きでした。
今度は期待していいでしょうか?楽しみにしたいと思います。


B000EQIRQENHK連続テレビ小説「純情きらり」オリジナル・サウンドトラック
大島ミチル 長谷川陽子 TVサントラ
ビクターエンタテインメント 2006-04-21

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私は宮崎あおいちゃんをこの作品で知りました。面白いですよ♪
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前田哲 宮崎あおい 萩原聖人
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2006/09/30(土) | TV☆ドラマ | トラックバック(-) | コメント(-)

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