弟の教育にばかり熱心で、兄の弘士にはお金を渡しコンビニで食事を買わせる母親(渡辺典子)。
家出をした弘士が行った先は、麻利とディロンが訪問していた老人ホームでした。
自分をホームに置いて欲しいという弘士は「だってここは家でいらなくなった人がいるんでしょう?」と…。それを聞いていた一人の老人が「ここで暮らせばいい、そのかわり…」と弘士に出した条件は「君のほうから“お母さんなんかいらない”と言ってやれ」でした。
弘士、どうするのかな…と思っていたらお母さんの肩に手をかけて「嫌だ、いらなくない。お母さんはいらなくなんかない」と言いましたね。そして、弘士の母親に「手のかからないしっかりした子を自慢する親がいるけど、そういう子には親は手をかけなくなる。それで子どもは親の気をひこうとする」「頑張らなくていい」と言う老女がいました。
ホームに入所している老人のことを表現した弘士の言葉…何とも言えない雰囲気がありましたね。
老人がホームに入る条件を言い出した時には最初、何が始まったのかわかりませんでしたが
ここの一連のシーンは胸にズキンときました。
老人たちの言葉は弘士や母親の気持ちを汲んでいただけでなく、ホームに置かれている自分たちの境遇に対する思いも込められていたような気がします。
森山獣医師から勧められた“犬と飼い主のレベルをはかる試験”に麻利とディロンは受験することになりました。この試験、森山の話によると「受験資格は訪問活動が2年以上かつ50回以上」だそうで、合格すると病院のセラピー活動などをするセラピー犬になれるとか。
でも、麻利の力不足で不合格になってしまいました。
何でも、犬より飼い主のほうを重要視されていたとかで、麻利は「周りを警戒してナーバスになっていた」らしく「人間同士がコミュニケーションをとることが大切」とのことでした。
家に帰ってディロンに頭を下げる麻利の背中に手を置くディロンがおかしくて可愛くて…
あれには夫役の大杉漣さんも素で笑っていた感じでしたね。
生後4カ月までの子犬しか預けることのできない動物保護センターに「引っ越し先に連れて行けないから」と、飼っていた成犬を無理やり置いていこうとする人がいました。
走り去る車を追いかけようとしていた犬の姿が切なかった
この保護センターに勤める朝倉(平田満)は、本当は犬が大好きなんですね。
規則で処分される犬の目を決して見ようとしないのは、その犬の運命を知っていたからでした。
成犬でも引き取り手を探したいという麻利の言葉に心を動かされた朝倉は、置き去りにされた犬(ハッピー)を保護し、麻利に預けます。森山動物病院に里親探しのチラシを作って貼る麻利と、草の根活動が始まりました
ディロンとハッピー、アリス(←耕平が命名)、3頭の犬と暮らし始めた里中家。
初めは犬を飼うのにあまり乗り気でなかった耕平もその生活に慣れ
この子たちと暮らすのが楽しくなってきたようですね。
来週はその耕平がペットロスに?
「知り合いにお惣菜をたくさんもらったから食べにきて」と言う姑の美佐江のことを
私も麻利と同じように、本当は息子夫婦に家に来てもらいたいがための嘘だと見ていたんですが
耕平が危惧する“痴呆”の始まりなんでしょうか…?
今週は色々と考えさせられる、深い内容の「ディロン」でした。
犬たちが本当に可愛い!
大きくなったアリスがディロンに構ってほしくてちょっかいをかけているのが可愛くて~
家出をした弘士が行った先は、麻利とディロンが訪問していた老人ホームでした。
自分をホームに置いて欲しいという弘士は「だってここは家でいらなくなった人がいるんでしょう?」と…。それを聞いていた一人の老人が「ここで暮らせばいい、そのかわり…」と弘士に出した条件は「君のほうから“お母さんなんかいらない”と言ってやれ」でした。
弘士、どうするのかな…と思っていたらお母さんの肩に手をかけて「嫌だ、いらなくない。お母さんはいらなくなんかない」と言いましたね。そして、弘士の母親に「手のかからないしっかりした子を自慢する親がいるけど、そういう子には親は手をかけなくなる。それで子どもは親の気をひこうとする」「頑張らなくていい」と言う老女がいました。
ホームに入所している老人のことを表現した弘士の言葉…何とも言えない雰囲気がありましたね。
老人がホームに入る条件を言い出した時には最初、何が始まったのかわかりませんでしたが
ここの一連のシーンは胸にズキンときました。
老人たちの言葉は弘士や母親の気持ちを汲んでいただけでなく、ホームに置かれている自分たちの境遇に対する思いも込められていたような気がします。
森山獣医師から勧められた“犬と飼い主のレベルをはかる試験”に麻利とディロンは受験することになりました。この試験、森山の話によると「受験資格は訪問活動が2年以上かつ50回以上」だそうで、合格すると病院のセラピー活動などをするセラピー犬になれるとか。
でも、麻利の力不足で不合格になってしまいました。
何でも、犬より飼い主のほうを重要視されていたとかで、麻利は「周りを警戒してナーバスになっていた」らしく「人間同士がコミュニケーションをとることが大切」とのことでした。
家に帰ってディロンに頭を下げる麻利の背中に手を置くディロンがおかしくて可愛くて…

あれには夫役の大杉漣さんも素で笑っていた感じでしたね。
生後4カ月までの子犬しか預けることのできない動物保護センターに「引っ越し先に連れて行けないから」と、飼っていた成犬を無理やり置いていこうとする人がいました。
走り去る車を追いかけようとしていた犬の姿が切なかった

この保護センターに勤める朝倉(平田満)は、本当は犬が大好きなんですね。
規則で処分される犬の目を決して見ようとしないのは、その犬の運命を知っていたからでした。
成犬でも引き取り手を探したいという麻利の言葉に心を動かされた朝倉は、置き去りにされた犬(ハッピー)を保護し、麻利に預けます。森山動物病院に里親探しのチラシを作って貼る麻利と、草の根活動が始まりました

ディロンとハッピー、アリス(←耕平が命名)、3頭の犬と暮らし始めた里中家。
初めは犬を飼うのにあまり乗り気でなかった耕平もその生活に慣れ
この子たちと暮らすのが楽しくなってきたようですね。
来週はその耕平がペットロスに?
「知り合いにお惣菜をたくさんもらったから食べにきて」と言う姑の美佐江のことを
私も麻利と同じように、本当は息子夫婦に家に来てもらいたいがための嘘だと見ていたんですが
耕平が危惧する“痴呆”の始まりなんでしょうか…?
今週は色々と考えさせられる、深い内容の「ディロン」でした。
犬たちが本当に可愛い!
大きくなったアリスがディロンに構ってほしくてちょっかいをかけているのが可愛くて~

![]() | ディロン―運命の犬 井上 こみち 幻冬舎 2006-05 by G-Tools |
2006/06/18(日) | TV☆ドラマ | トラックバック(2) | コメント(3)