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マチベン 最終回

天地涼子(江角マキコ)が被告人となって法廷に立つシーンから始まったこのドラマ。
八重子(森下愛子)の自作自演が元になるとは予想もつかなかった先週の意外な展開に
最終回も期待していたのですが…。

深川(竜雷太)が法廷で真実を話すことにこそ意味があると言い、
真犯人である友香(谷村美月)が証言するのを拒んだ涼子。

深川が頑なだった背景にあったものに対して、涼子が今まで信じてきたものが覆させられる思いになったことやそれの持つ意味、また、深川の真意もわかるんですが…。
最終回を見終わって何か違和感があってしょうがなかったのは、子どもの罪を大人が被っていて、それを周りが擁護したままの雰囲気で終わってしまったことでしょうか。
これは第2話でも先生(大倉孝二)が生徒の万引きを庇って…という展開になった時にも感じました。
結果的には深川が本当のことを話し、友香が罪を問われることにはなったけど、周りの大人が嘘をつき、子どもに嘘をつかせたまま生きることが、本当にその子を守ることになるのかといえば決してそうではないと思えてならなかったのですが…。
それまで対立していた太田(山本圭)が涼子に渡した手紙の内容も、急に心変わりしたかのように見えてちょっと唐突に感じました。

過去の話を振り返ると、第3話の愛川サチ(若村麻由美)が死刑判決を受けた裏には意外で悲しい真実があったり、後藤田(沢田研二)が弁護人として立った第4話では、余命わずかな友人との最期の会話が涙を誘ったし、尊厳死・安楽死を考えさせられた内容で、両話ともに感動しました。

全話を通して見ると、役どころのせいか?ずっと硬い表情だった江角さんが
最後には笑顔を見せてくれた時にはホッとしましたね。
吉俣良さんの音楽が好きでした。

来週からは「ディロン~運命の犬」ですね。
これは泣かせにくるつもりとみていいですね?(笑)
樋口可南子さんや大杉蓮さんも出ることだし、犬ものは好きなので
今度はたっぷり泣かせてもらいたいと思います。

2006/05/14(日) | TV☆ドラマ | トラックバック(3) | コメント(6)

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ルル

こんばんは!

なるほど、、最終回は、いま一つだったのですね~。
私は違った意見の記事を読むのも、
色んな味方があるなぁ、と関心を持つので
進んで読む方ですが(苦笑)
そうですね、、太田の変わり方は、ちょっと違和感ありますね。

友香については、いけない事だけに
深川本人に語ってもらいたい涼子の気持ちは、わかりましたねぇ。
そうそう、井上さんは、考えてもらいたい、というMSGを込めて
脚本を書かれたようですよ~。
私も、色々と考えさせられました。

2006/05/14(日) 23:20:10 | URL | [ 編集]

ミマム

>ルルさん
そのように言っていただけると助かります。ありがとうございます。
今、自分の文章を読み直してみて言葉足らずだったと思われる部分があったので
こちらに少し書かせてください。

真実を語るのは深川でも友香でも辛いこと。
あの場面では深川が語ることのほうが良かったと私も思います。
そして、友香が本当のことを話してくれる気持ちになったことが何より救われたし、大事だった部分とも思いました。
ただ、わが子のために他人(涼子)を殺人者にしようとした八重子や、「深川が孫のためと言うならそれでいい、蓋をあけたらいけないこともある」と言った同僚弁護士(中島知子)に対して考えた時、子どものことを守る本当の意味について疑問を抱いてしまったのです。

井上由美子さん脚本のドラマはどれも好きでした。
最終回が終わってからも、そして、こうしてコメントを書いている今でも
まだ考えさせられています。
ルルさんにコメントしていただいて、少し頭の中が整理できたかも知れません。
感謝します!

2006/05/15(月) 12:19:15 | URL | [ 編集]

ルル

ミマムさん、こんにちは~。

うんうん、またこうして語り合っていける、っていいですね。
八重子が車に飛び出して、涼子のせいにした時は
このやろう~(言葉悪いですが、、笑)と思いましたもの。

私も出すぎたかと、気になって来てしまいましたが(苦笑)
今後もよろしくお願いします(^^ゞ

「デュロン」は、書く予定がありますか?
また、語れるといいですね!

2006/05/15(月) 13:47:37 | URL | [ 編集]

ミマム

>ルルさん
八重子に対して私も「このやろう!」でしたよ。(笑)
ドラマを見ていて思うことはたくさんあるものの
それをそのままの言葉で記事にのせるのはどうかな?と考えた挙句、
今回のように、かえって曖昧な言い方になりすぎて伝わるニュアンスが違った方向に…
というのは記事をアップする前に気づくべきですよね(←自戒)

ルルさんとこうして語ることができて、良かったです (*^_^*)
「ディロン」はとりあえず初回を見てから、かな。
ぜひ感想を書きたい!と思うようなドラマだといいなと思ってます (^^)

2006/05/15(月) 17:05:14 | URL | [ 編集]

mari

こんばんは。
涼子が木が熟すまで黙秘を続けたのは、友香の心の問題もあったと
考えました。自分が犯してしまった罪を祖父がかぶり、親が庇いで
罪の償いをするべき自分が、”幸せにならなければいけない”と言われ
続けているのも、逃げ場がありませんね。本当のことを話して、やっと
友香も楽になれましたね。
終ってしまったのが勿体無いドラマでした。SPがあるといいですね。

2006/05/16(火) 04:12:23 | URL | [ 編集]

ミマム

>mari さん
真実があまりにも酷だったことで、涼子やえびす堂の弁護士たちが
慎重にことを運んでいる様子が伺えました。
そこにあったものこそが友香を守ることだと考えるとすると、
私も何か胸の中にあったモヤモヤが解消された気持ちになります。
  ~すっかり自己完結ですが…(汗)
コメント、ありがとうございました。


2006/05/16(火) 11:44:38 | URL | [ 編集]

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