「タイフーン」

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亡命する手助けをしてくれるはずだった政府に裏切られて家族を惨殺されて
生き残った姉を捜すためにたくさんの血や涙を流してきたのに
最後にはあんなに悲しい結末になってしまうなんて…。
彼が思う誰も信じられない悔しさ、憎しみや悲しみっていうのは伝わってはくるんですよ。
でも、だからって殆ど無差別に近い殺し方っていうのはやっぱり痛々しいかなあ
カン・セジョン(イ・ジョンジェ)は秘密の任務なのに街中でカーチェイス、車はぶつけるし
ピストルは撃ち放題…あんなに派手にやっちゃって大丈夫だったんでしょうか。
シンがお姉さんに会った時、本当に自分の姉なのかを確認するために
最後に弟(自分)と居た場所と状況を尋ねるんだけど
すでに目の前にいる人が姉であるという真実を感じて涙が流れていたところはぐっときましたね。
後世に託していたカン・セジョンとの友情も今生のものになったのに…

台風のシーンが今にも雨粒が飛んできそうで迫力ありました。
音も振動もリアルに体感できて、これで本当に水がかかってきてたら
なんとかランドのアトラクションのようです(笑)
前半、ストーリーや場面がどこにうつっているのかよくわからなくて
うっかり気をぬいたら字幕が進んでしまって…(汗)
力を感じる映像に見終わったあと少々疲れは感じましたが
絶望的ではなく、儚くはあったけど希望も感じられた終わり方は悪くないと思いました。