白夜行 第６話

先週は底なしの白夜行沼に引きずり込まれてしばらく這い上がれませんでしたが、
今週は何て言うんでしょう？
見終わったあとのこの悲しさと悔しさと絶望感の入り交じった気持ちは。

松浦の家で写真を探す弥生子(麻生祐未)は、
やっぱり自分の夫が“雪穂にしていたこと”を知っていたんですね。
弥生子は亮司を「産みたくなかった」。
息子の罪を知っても、死んだことになっても何もしてこなかった弥生子。
亮司のために見つけたフィルムを置いていったのは何故なんでしょう。

いつもに増して本領発揮、震えるほどいい芝居をする渡部さん＝松浦勇。
「お前は生まれてくるべきじゃなかったんだ」と兄に言われた松浦を庇おうともしなかった松浦の母。
雪穂や亮司のように、ここにも愛されずに育った人間がひとり。
似た物同士だったんですね。
刺した亮司も、刺されてしまった松浦もまた、悲しい人でした。

亮司が松浦を刺したあとに自分も殺そうと思っていたと言う雪穂。
「やったのは、私だよ」だなんて…あのシーンに被るその言葉、悲しすぎます。
古賀刑事が殺されたことで怒りに火がついた笹垣がまた動き出しましたね。
ドキドキの展開になりそうです。