上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--/--/--(--) | スポンサー広告 |
トラックバック(-) |
コメント(-)
読んでみました。
OFFICE CUEというタレント事務所を作り
自らもその一員として活動している
今はその会社社長、鈴井貴之氏の『青春記』。
一見、難しそうなことが書かれているわけでもなさそうだったのに
いざ読み始めてみると案外スラスラとは進まなくって…
大学受験失敗のエピソードから始まって
最後にはその会社設立の話に辿りつくのだとわかってはいても
その間にある話は、決して明るい内容ではなかったですねえ~。
タイトルをあらためて見てみて「なるほど」と思いはしたものの
読み終わっても、スッキリとした感じではなく…。
NACSにハマって初めて生で見れる機会が訪れたのが
2004年のCUE DREAM JAM-BOREE。
目の前に現れた生NACSたちに夢のようなひとときでしたが
その中でもひときわ異彩を放ってギラギラしていたのが鈴井さんで
結局、終わってみれば「一番カッコ良かったのは社長」
という感想(笑)だった記憶があるけど
そういう、人を惹きつける力とか資質を
もともと持ち合わせていた人だったんだろうな、と。
彼の「今」は、他人とは違うことをしたかったという鈴井さんの
その異質な力を感じ、放っておくことのできなかった人によって
導かれたものだったようです。
ことあるごとに彼の前に姿を現す「自己嫌悪」のくだりは
芝居のワンシーンが思い浮かぶような、妙なリアル感を感じました。
この本の終わり方が“結び”として感じられないのは
活動の進行中であることの他に、現状に満足していない
まだまだ何かやってくれそうな予兆を感じさせられます。
この先、どこに行きたいのか、どうしたいのか…
彼が『マルチ』と言われているもの、
そのそれぞれに到達点があるのかないのかは
もしかしたら鈴井さん自身もわからないことなんでしょうか。
そんなことを思ってしまいました。
鈴井監督の映画「
銀色の雨」は、現在公開中です。
2009/12/09(水) | ドラマ雑感☆本 |
トラックバック(0) |
コメント(0)
トラックバックURL
http://salt1g.blog20.fc2.com/tb.php/1002-a8318a87